fxというと画面を複数並べたり、グラフと睨めっこしたり、なんだか素人ではわからないようなことをしているように見えるかもしれません。
しかし、意外とfxで利益を出している人はシンプルな取引ルールにしたがっているだけ人も少なくありません。
今回は、fxは移送平均線だけで勝てるのかということと移動平均線について、勝つための工夫などもご紹介します。
fxの移動平均線とは?
fxの移動平均線は、為替の価格を平均にして折れ線グラフにしたことを指します。
また、fxの移動平均線は以下の3種類があります。
- 単純移動平均線(SMA)
- 指数平滑移動平均線(EMA)
- 加重移動平均線(WMA)
単純移動平均線(SMA)とは
単純移動平均線(SMA)とは、その名から想像できるようにある期間の価格を平均した移動平均線のことです。
最も単純な移動平均線であり、主に中長期トレンドを把握するために使われています。
使いやすく、多くの人から親しまれており、初心者にもおすすめの移動平均線です。
たとえば、10期間単純移動平均線の場合、10本分のローソク足の終値を合計し、その合計を10で割ってラインが引かれます。
指数平滑移動平均線(EMA)とは
指数平滑移動平均線(EMA)とは、最新の相場価格を2回足すことで、直近の価格を重視した移動平均線です。
直近の価格を重視しているため価格変動に敏感に反応します。
そのため、単純移動平均線(SMA)より直近の価格を重視でき、SMAの弱点を補えるように設計されています。
ただ、デメリットとして騙しに会うことも少なくありません。
加重移動平均線(WMA)とは
加重移動平均線(WMA)とは、最新の価格に重みをつけて計算する移動平均線です。
指数平滑移動平均線(EMA)は足して、価格を重視しますが、加重移動平均線(WMA)は、例えば当日の価格に6倍、前日に3倍、2日前に2倍と過去になればなるほど重みをつけます。
単純移動平均線(SMA)を補い、相場が緩やかに動いている局面やトレンドを把握するのに役立ちます。
ただ、指数平滑移動平均線(EMA)よりも価格を的確に反映するものの反応においては、指数平滑移動平均線(EMA)より劣ります。
fxは移動平均線だけで勝てるか?
fxは移動平均線だけで勝つことができます。
もちろん、条件が合えばになります。
ここからはfxで移動平均線だけで勝つ方法をご紹介します。
サポートラインとレジスタンスラインを使う
サポートラインとは、過去の安値を結んだ線のことで、レジスタンスラインは、過去の上値を結んだ線のことです。
サポートラインを下回れば価格が下落やすく、レジスタンスラインを上回れば価格が上昇しやすいです。
サポートラインとレジスタンスラインを利用した取引手法は押し目買いや戻し売りとして利用されることもあります。
上昇相場で下落があったもののそこで購入することを押し目買い、下落相場で上昇があったもののそこで売ることを戻し売りと言います。
短期・中期・長期の移動平均線を使う
シンプルに単純移動平均線(SMA)にて短期・中期・長期と日数を分けて3本移動平均線を作ります。
短期移動平均線は5日、10日、25日、長期移動平均線は25日、50日、200日などと期間を決めます。
短期から中期の移動平均線に下から上に抜ける場合(中期から長期に抜ける場合も)をゴールドクロス、中期から短期に移動平均線(長期から中期に抜ける場合も)が上から下に抜ける場合をデッドクロスと言われる転換点があります。
短期・中期・長期の移動平均線が順番に並んでいる場合をパーフェクトオーダーと言います。
パーフェクトオーダーの方がトレンドが強いと言える傾向です。
この3本をうまく使うことでトレンドを把握して取引をしていく方法です。
ただ、深いグイッとなっている移動平均線であればダマシが少ないですが、浅い移動平均線であればダマシが多くなり、短期であればあるほどダマシは増えます。
fxで移動平均線を利用して勝つには?
fxで移動平均線だけでも勝つことができます。
しかし、より勝率を高めるのであれば色々な指標を組み合わせた方が良いです。
例えば
- MACD
- ストキャスティクス
- RSI
- フィボナッチリトレ
などです。
上記の指標はトレンド転換や買われすぎ・売られすぎなどそれぞれに特化しています。
これらと移動平均線を組み合わせることでチャート上の不足している情報を汲み取り、より精度の高い取引をして勝つことに導くこともできます。
グランビルの法則を併用する
グランビルの法則とは、チャートの価格と移動平均線を見て売買のタイミングを判断できるという指標です。
4つの買いと4つの売りポイントがあるとされ、
- 横ばいあるいは上向きの状況で移動平均線の下を抜けて上がってくる場合
- 下落中の状況で移動平均線の下を抜けた場合
- 上昇中の状況で移動平均線に近づいた場合
- 下落中の状況で移動平均線を大きく下回った場合
と、この逆の状況で4つを合わせて売買ポイントを判断します。
乖離率も見て取引する
乖離率を使うことで平均した価格からどのくらい乖離しているかを見ることができます。
この乖離率が大きくなればなるほど価格がマイナスであればプラスに、プラスであればマイナスに戻りやすくなると判断できます。
この性質を利用して、移動平均線の転換点などの補助的な使い方ができます。
一般的に5%以上でトレンド傾向が変わり、10%以上でトレンド傾向が終わるとされています。
乖離率は価格がプラスになればなるほど下落しやすく、マイナスになればなるほど上昇しやすいです。
例えば、-5%乖離率があれば価格がプラス方向に変わる可能性があり、10%乖離率があれば上昇トレンドが終わったことを示します。
fxで移動平均線だけで勝つための注意点
重要な経済指標や政治家の発言に注意
いくら移動平均線だけで勝とうとしても、相場が悪すぎると勝てない場合があります。
移動平均線だけで勝つのであれば悪い相場で取引しないことも一つの方法でリスクを下げることができます。
特に、重要な経済指標や大臣や大統領などの発言は価格に影響します。
最近ではトランプ大統領の発言でボラティリティが高い価格変動となっています。
政治家の発言は急の場合もあるかもしれませんが、重要な経済指標は公開日が決まっているためあらかじめ確認しておくと良いでしょう。
無理に取引しない
相場が悪い時もそうですが、トレンドが強くなかったりして明確に取引する自信がない場合は無理に取引しない方が良いでしょう。
自身で明確なルールなどがなければギャンブルを行なっているのと同じです。
無理に取引を行なって利益が出るような世界ではありません。
利益が出るやり方でやらなければ利益は出ません。
移動平均線を過信しすぎない
fxにおいて移動平均線だけで勝つことは可能ですが、絶対ではありません。
特に移動平均線は指標としては、相場の転換を捉えるのが遅めです。
また、レンジ相場では価格が一定の範囲内で上下を繰り返すため短期と長期の移動平均線が頻繁にクロスをします。
ダマシも増えてしまいます。
あくまでも指標です。
トレンドがそうだから必ずしも思った金額になるとは限りません。
特に、短期の売買には最新の注意が必要です。
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